ズブズブの関係
本当に真っ黒です。この会社ってやつは。。。
ではなく、頭は真っ白でした。
地盤調査をされた経験はありますか?
建替えを検討されている方は経験があるかもしれません。
地盤調査とは、建物が乗る地盤の強度を測定し、弱かったなら基礎補強工事を行うことで建物が傾かないようにする工事です。
僕が幼少期の頃、TV番組で床に置いたビー玉が転がっていく絵を何度もみた覚えがあります。
不同沈下ブームでもあったんでしょうか?
地盤調査に入れるのは、基本的に土地の契約後。
なぜなら、地盤が弱く基礎補強工事に何百万もかかる事がわかって、買主が決まらないのが嫌だからです。
自分が売主の立場ならわかりますよね。
で、僕の場合、土地の契約日の3日後に地盤調査に入りました。
建替計画だと、既存の建物と新築の配置が被っているため、測定ポイントがあまり取れない事も多いのですが、今回は既に空家。
しかも、配置もズレていましたので5ポイント全てを測定してもらえました。
なんという事でしょう♪5ポイントともズブズブです。
このままでは匠も施工ができません♪(劇的ビフォーアフターの音楽に軽やかにのせて)
これは白目です。
もともとは1ポイントだけ見て帰ろうと思っていたのに、あまりに弱い地盤なんで、5ポイントで1時間半も見守る羽目に。。
スウェーデン式サウンディング試験というんですが、簡単にいうと、先の鋭く尖った鉄の杭に100kgの重さをかけ、固い地盤まで何mあるのか測る試験です。
下のが現地で出てきた調査結果です。見にくいですが。
ずらずらーっと続く【自沈】の文字。
自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自沈自
ジョジョとDIOのオラオラと無駄無駄ラッシュのようになってしまいましたが、現場では、混乱と共に「金額なんぼ上がるねん?」っていう恐怖と戦慄で立ちすくんでいました。
そんな時、調査員田中(仮)の顔は、のほほんと、「お昼ご飯どうしよっかな?まだ終わらないかな?」って感じでした。
ちくしょう。
調査中の正面からの写真は、どこぞのデザイナーよろしくの、視線が若干斜めの、どこ見てんねん!って誰もがツッコんだ事のある、良い雰囲気顔をしていた気がする!
ちくしょう!!!
はい。完全にあてつけです。
こんな事言ったらいけません。
たぶん僕に災難が起こると思います。
でも、こんなにズブズブになるとは思いませんでした。
もともと家が建つ前は田んぼだったこと、敷地の目も前は用水路が走っていたことを知っていたので、ある程度覚悟はしていましたけど、まさかね。こんなことになるとはね。
上司に「一足早い、自沈祭を始めていまして、まだ帰社できそうもないです。」
なんて連絡していたのは、窮地に追い込まれたときに出る笑いのような、ネガティブからのポジティブだったんでしょうね。
お客様に、地盤調査してると基礎補強工事が必要かわかって予算把握できますよーって言うと、「古い家が建ってるし、調査はいいわ。地盤は大丈夫やろ。」なんて事がありますけど、
関係ないですから!残念!!(波田陽区風に)
そりゃ、みんな安心したいですけど。
お金がかかるのって嫌ですから。
ちなみに僕が購入した土地には築40年の家。地盤、ズブズブでした。
今後、みなさんが土地を検討する際(建替え計画であっても)、注意することをまとめますと
①敷地境界のポイントはちゃんとあるのか
→ 実際は、土地が小さく、間口が狭いかも。お隣さんと揉めるかも
②隣の屋根等は越境していないか
→ 施工できないかも。
③高低差はどれだけあるのか
→ 深基礎の費用が発生。
あと、玄関入るまでの階段が多くなるので、外構費用が高くつきます。
僕も、思っていた以上に段数が必要でした。。。
④住宅メーカーが先に選定できているか
→ 土地を買うにはスピード命。時短で。
⑤覚悟はできているか
次回、「ジチンサイ」