工務店と住宅メーカーの違いvol.1
普段、お客様が住宅選びをするにあたり、良くご質問をうける事柄があります。
住宅は大きな買い物。そりゃ簡単に決めれないですもんね。
そんな皆様が疑問に思う事について、少しづつ書いていこうかと思います。
最終、皆様がミサワホームで決めなくても多少は参考になる事を、、、と思っております。
文字ばかりで鬱陶しいと思いますが、我慢して読んでみて下さい。
ちなみに、不定期発行です。
今回は、工務店と住宅メーカーの違いについてです。
気になりませんか?
地元の工務店と大手住宅メーカー、まず値段から違いますよね。
展示場に来られた方に金額の話をすると「え?そんなに違うの!?」と言われる事が多々あります。
言われることには慣れっこです。
そりゃあ、良いものを安くご提供できたら良いのですが、そうも行かないのが世の常。
値段が高いには理由があるわけで、それをちゃんとお客様に伝えられるよう精進していきます。。。
前置きが長くなってしまいましたが、実は今回はお金にまつわる話では御座いません。悪しからず。
今回のテーマは
◆◇許容応力設計法と限界耐力設計法の違い◇◆
唐突ですが、構造計算って聞いたことありますか?
聞いたことはなくても、なんとなく言葉の意味する事はわかる方も多いと思います。
では、構造計算という言葉を知っている方に質問です。
構造計算の方法には、2種類ある事はご存知ですか?
一つは約100年前の1920年に決められた許容応力設計法。
もう一つは2000年に新たに加えられた限界耐力設計法です。
【許容応力設計法】とは、建築基準法で定められた材料や寸法で設計さえすれば良く、具体的な耐震性は不明確。
【限界耐力設計法】は、建物の構造性能を様々な実験や解析をもとに建物に加わる荷重や変形を詳細に検証し計算しているので、耐震性能が明確にわかる設計です。
1995年に起こった阪神淡路大震災。
私が小学5年生の時に被害にあった為、様々な思いがありますが、あの悲惨な地震の5年後にやっと建築基準法が改正。
そして新たに加わった限界耐力設計法。
どちらの計算法で建てた住宅が、この地震大国の日本で住むあたって安心なのでしょうか。
ここに、工務店とメーカーの考え方に明確な差があります。
上記でメーカーとの違いとは書きましたが、実は大手住宅メーカーでも、許容応力設計法のままのメーカーがあると聞きます。
一度聞かれてみてはいかがでしょうか?